増進する賃貸物件
以前は結婚し世帯を持つ30代くらいのサラリーマンになれば、自分の住宅を新築するということが常識的な流れのようになっていました。ですが現在ではサラリーマンという働き方をだけではなくフリーランスとして働いたり、ライフスタイルも多様化してきたことにより、その時その時快適な賃貸物件を探して住もうという人が増えてきています。
そうしたニーズに答える形で、賃貸物件そのものの数もここ数年で急増しています。そのため特に都内には星の数ほどもある物件から自分にあったものを選ぶことになっている状況です。
安い物件を見つける情報集めのコツ
増えてきているのは物件そのものだけでなく、賃貸住宅に入るときにこれまで当然にかかっていた費用を割引いたり、特殊な入居形態にしたりといったように選択ができる住居の幅も相当広くなりました。物件を選ぶための方法も不動産業者に直接赴くだけでなくインターネットを使って自分で物件についての詳しい情報を集めることもできます。
言い換えれば引っ越しに際しての新しい物件選びにおいては自分自身でどれくらい情報を集めることができるかということが成否を分ける鍵になってくるということです。
ネットで選ぶメリット
インターネットでの物件検索では、比較的新しい物件情報を数多く検索することができるということが最大のメリットになります。
また不動産業者を仲介するタイプの契約では必ずといってよいほど敷金・礼金がかかり、さらに仲介手数料が必要になってきます。そこで新しい形態で入居者を募集しているネット不動産会社を利用することで、初期費用をかなりお得に抑えることができます。
実店舗がありその宣伝用にインターネットサイトを使っているところもたくさんありますが、ネット銀行のように実店舗は契約をするときだけにして業務の多くはネット上での取引だけですませるというふうにしているところも増えてきています。
そうしたインターネット不動産会社の場合には物件の紹介や内見のスケジュールなども全てネットで確認ができるので何度も店舗に足を運ぶことがなく大変便利です。契約方法も安く上げることができるタイプとして表示しているものが多く取り扱われており、価格を比較して物件を選びたいときにも便利です。
土地の権利に着目しよう
不動産物件の中には、物件と一緒に土地の権利(底地)を一緒に購入できるものがあります。
土地の権利を一緒に購入すれば、不動産のリフォームを自由に行えるほか、土地を利用した副業などが行いやすくなるというメリットが得られます。ただし、土地を一緒に購入するぶん、費用が高くなってしまうというデメリットが発生します。とくに地価の高い場所の不動産ほど、土地の値段が高くなってしまうため、費用を抑えるという意味では、不動産と土地を一緒に購入するのはあまりおすすめできません。
そのため、安く不動産を購入したい場合は、物件のみを購入するようにしましょう。それでも、土地を借りる権利(借地権)だけは購入することになりますが、土地そのものを購入するよりも大きく費用を抑えることが出来ます。
また、引越しの際に購入した底地や借地権を売却することもできますが、こちらは方法が複雑であるほか、買い手を探すのが困難です。土地の専門家でもない限り、不動産業者に任せるほうが賢明と言えるでしょう。
フリーレント物件をうまく利用しよう
引越し費用を安くするための不動産物件選びで今最も注目なのがフリーレント物件の利用です。
フリーレント物件とは入居後数ヶ月分の家賃を0円とするかわりに一定期間以上の入居をする契約をするという方法です。引っ越しをしたいけれども初期費用が高くて入れないという人にとっては間口を広くしてくれる契約方法となります。
ただし半年~2年程度の契約入居期間中に個人の都合で退居ということになるとかなり高い違約金を支払うことになってしまうのでそのあたりにも注意をして選びたいところです。
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