引越し業者に家具を壊された・トラブル事例
進学や就職・転勤などは人生の一大イベントであり、それに伴った引越しは避けて通ることはできません。
日頃からできるだけ物を増やさないように生活していても、いざ引越しの用意をしようと思うと、膨大なアイテムが出てきて途方に暮れてしまう人も少なくないのではないかと思います。
家具に関しても、必要最低限しか揃えていないとは言え、実際に引越しをする段階になれば扱いに気をつかうものです。
引越しというのは限られた時間内で家具や段ボール箱を運び出し、運送し、新しい住居に搬入しなければならない作業ですので、引越し業者によっては荷物の扱いがどうしても乱雑になってしまうことがあります。
実際に、食器戸棚のガラスを引越し中に壊されてしまった、あるいはガラス製のランプシェードを破損されてしまったといったトラブルが数多く報告されています。
また、大型冷蔵庫などの重い家電を運び出す際に床や天井に傷を付けられてしまったという苦情もよく聞かれます。
家具を壊された場合の対処法
万が一、引越し業者に家具を壊された場合には、その場ですぐに苦情を申し入れることが大切です。
引越し業者というのは、万が一家具などに傷を付けてしまった場合でも、自社で損害をこうむらなくてもいいようにたいていの場合は保険に加入しているものです。
ですから、家具の損害に対しても保険会社が補償をしてくれるはずです。
引越しが多い生活をしている人などは、家具を壊されたり傷を付けられたりした場合のことを考えて、購入した家具の領収書なども保管しておくと話がスムーズになるかもしれません。
特に高級家具などは修理代もかなりかかることが多いので、家具の価値を書面で保管しておくことが大切です。
いずれにせよ、壊された家具などに関してはその場で必ず写真を撮り、証拠として備えておきたいものです。
重い家電によって床に傷が付いたような場合も、現場の様子がわかるように何枚かの写真を撮っておきましょう。
賃貸住宅の床に傷を付けた場合には、大家さんや管理会社にすぐに報告することも大事です。
引越し当日、荷物を搬入したのが暗くなってからで、傷が付いていたのに気が付かなかったという場合にもできるだけ早く引越し業者に知らせることが大事です。
家具を壊されないように注意するポイント
ガラス製の華奢なランプシェードなどは、引越し業者に任せずに自分で梱包する、あるいは自家用車で引っ越し先に運ぶなどといった工夫をすることによって、不要なトラブルを避けることができます。
また、引越し業者と言ってもピンからキリまでありますので、多少料金は高めでも口コミで評判のいい、高級家具の扱いに慣れている引越し業者に作業を選ぶことも大切でしょう。