家具が引っ越し先に入らない・トラブル事例

引越し業者に予想していなかった追加料金を請求された、家具に傷を付けられたなどなど、引越しにまつわるトラブルは尽きません。
引越し業者としては、できるだけ短時間で引越しを終わらせたいと考えていますので、作業が雑になってしまうことも珍しくありません。
ところが、引越し業者の対応は申し分ないのに、計算ミスで家具が引っ越し先に入らないといったトラブルも起きています。

引っ越し先を決める際、入念に部屋の寸法を測っておいたのに、マンションの入口のドアが狭くて家具が入らないというトラブルなども珍しくありません。
また、引越し先にエレベーターがなく、家具を階段を上って運ばなければならないような場合にも、家具が入らなくて困ってしまうというケースがあります。
大型のソファーなどは、居間に置く予定だったけれどドアを通らないというトラブルはよくあることです。

家具が新居に入らない際の対処法

家具がどうやっても新居に入らない場合には、トランクルームを利用することが考えられます。
トランクルームは屋内タイプと屋外タイプがあり、屋内タイプは賃貸住宅と同じような感じで、一室の中に家具などを預けておくことができます。
屋外タイプのトランクルームはコンテナに荷物を預ける形になっており、大型の家具でも難なく収容できるというメリットがあります。
ただし、設置されている場所によってはサビなどが出やすい点がデメリットです。

また、トランクルームを利用するといっても、引越し当日にすぐ近くに空いているトランクルームを見つけるのは至難の業です。
引越し業者の中には、荷物を一時預かってくれるサービスを実施しているところもありますので、スタッフに尋ねてみることをおすすめします。
ただし、引越し業者が行っている荷物一時預かりサービスは料金が割高のことが多いので、早めにトランクルームを見つけて荷物を移動する必要があります。

トランクルームは月々の賃料の他に、初期費用として保証料などがかかることがあります。
また、契約によっては更新料や事務手数料、鍵代なども払わなければならないことがありますので、あらかじめしっかりと確認しておきましょう。

注意するポイント

荷物が引越し先に入らないトラブルを回避するためには、部屋の広さだけではなく、部屋のドアの幅や高さ、廊下のサイズ、エレベーターの大きさなども綿密に測っておくことが大切です。
ほんの5cmの違いでも、家具が部屋に入らないというのはよくあることです。

また、家具が入ったのはいいけれど、例えば冷蔵庫などの場合、ドアを開けるスペースがないといったトラブルも少なくありません。
ドアの付いている家具は、ドアを開けたときのことを想定してスペースを測る必要があります。