賃貸住宅では退去時の状態が重要
賃貸住宅からの引っ越しの場合には、退去時に必ず大家さんや管理人に立ち会ってもらい現状の確認と敷金からの払い戻しを受けることになります。
普通賃貸物件に入居をするときには敷金として家賃の1~3ヶ月分くらいの金額を振り込みますが、これは退去時に現状回復をするための費用として先に担保をとっておくためにすることです。
つまり退居をするときに室内が著しく汚損をしていると先に預かっていた敷金だけでは現状回復をすることができないとして追加で料金を請求されることもあります。
そこで賃貸物件から退居をするときには、できるだけ敷金の減額をされないように自分でキレイに掃除をしておくことが重要になってきます。
減価償却についても知っておく
引越し時の清掃が特に重要になるのは入居後6年未満の物件です。
というのは賃貸物件には「減価償却」が適用されるため、一定期間以上過ぎた物件においてはある程度のよごれは生活によってつくこととして減額の理由にならないこともあるためです。
逆に言えば入居後数年で引っ越すときにはきちんと清掃をしていないと、汚損部分の責任を問われてしまうことになります。
清掃で特に注意したいポイントとして水回りがあります。
キッチンや洗面所、風呂場、トイレといったところはどうしても汚れがつきやすく、また一度ついた汚れがとれにくくなるという特徴があります。
ハウスクリーニングでも水回りは別料金になるなど高い料金になるため、自力で落とせる部分までは自分でやっておくのが最善です。
住宅用洗剤の中にもかなりよく落ちるものが販売されているので、引っ越し日1ヶ月前くらいから部屋の大掃除をしていくようにしましょう。