金庫を処分前に注意すべきこと
自宅用や事務所用に使用される金庫は、防犯用品ということもあってかなり大きく、また特殊な作りをしています。
金庫として販売されている製品は建物が全焼をしても中に入れてあったものは無傷になるような仕様をしているので、そう簡単に自力で分解をすることはできません。
そのため不要になった金庫を処分する時には、特殊な処分をすることができる業者に依頼をしなくてはいけません。
基本的に耐火金庫は自治体の一般ごみとして回収をしてもらうことはできません。
小型の金庫であっても不燃ごみとして出すことができないので間違えないようにしましょう。
これは金庫は非常に重く、また素材も特殊なものとなっているので燃えないごみとして回収しても他の製品と同じように処理することができないからです。
また金庫は一般家庭よりも事業所で多く使用されているので、家庭ごみではなく事業ゴミとして扱われていることも関係しています。
それでは耐火金庫はどう処分すればよいかというと、まず最も早いのが自分でゴミ処分場に運ぶという方法です。
産業廃棄物を取り扱っている処理場であれば金庫も受付をしてくれるのでそうしたところに持っていけばおそらく引き取りをしてもらえるのではないかと思います。
ただしそうした施設でも金庫は特殊な扱いが必要になることから、処理費として1つあたり5000円~1万円以上が請求されることも珍しくありません。
金庫の場合他の家具のように表面に傷がついたり劣化をしてしまったから交換ということはほとんどなく、半永久的に使い続けることができるものと思いますので、どちらかと言えばゴミとして処分するよりは中古で買い取りをかけた方がお得と言えます。
このときに注意したいのが金庫を買い取りしてもらう場合の依頼の仕方です。
処分をする前に中身を空っぽにしておくことは当然ですが、さらに暗証番号などわかる状態にして引き渡すようにしましょう。
もし買い取りを依頼する金庫の開き方がわからなかったという場合には、別途鍵業者に依頼をしなければならなくなりますのでその場合かなり高い事務費用が発生します。
買い取りを依頼する時にはきちんと現状を伝える
金庫の買い取りは業務用品を取り扱っている買い取り業者ならほとんどで行っています。
大きな金庫になると自力で運び出すことができないので、事前に依頼をすることで引取にきてもらうことができます。
このときに注意をしたいのが見積もり予約をしたときに虚偽の内容を告げる人が多いということです。
設置されている階数やメーカー名、状態を偽ってしまうとその後の作業に非常に苦労をしてしまうので買い取りを依頼する時には現状を正直に告げるようにしましょう。