不要になった土

・集合住宅ならではの悩み

ベランダ菜園などでプランターに土を入れて野菜や植物を育てているというご家庭も多いと思います。
引っ越しのときに困るのは、その土の処分。
プランターは洗ってそのまま引っ越し先に持ち込むことができますが、使用したあとの土は栄養が抜けていることもあるので、引っ越し先に持っていくなら処分してしまいたい、と考える人は多いのではないでしょうか。

この不要となった土の処分は、実は意外と面倒だったりします。
例えば東京都の場合、土の処分方法は自治体によって異なり、渋谷区や世田谷区は少量であれば可燃ごみとして回収してくれます。
品川区や千代田区、中野区の場合は不燃ごみの扱いになるそうです。

では、ほかの自治体では土の処分はどうなるのかというと、23区内においてはなんと回収を行っていません。
問い合わせをすると有料で回収してくれる業者を紹介してもらえるようです。

ちなみに、前述した世田谷区や品川区の「少量であれば」という点についてですが、どの程度が少量なのでしょうか。
こちらも実際に自治体に確認したところ、プランターの土であれば数回に分けて回収するとのことでしたので、かなりの少量ということになりますね。

・土の回収費用は意外と高い!?

全国の自治体によって、土の回収については対処が分かれると思われますが、もし自治体が回収を行わない場合は、民間の回収業者に回収を依頼することになります。
業者は全国に数多くあると思われますが、ある回収業者の場合、3辺の合計が100cm以内のダンボール1つ分で、約2,500円程度の料金がかかるようです。

土を回収してもらうための段ボールは自分で用意しなければならず、当然梱包も自分で行わなければならないので、手間などを考えると決して安いとはいえません。
しかしゴミの日に出すことができなければ、引越し先に持っていくかこうした有料の業者に回収してもらうしかないのです。

そもそも、自治体が土をゴミの日に回収しないのは、「土はゴミではない」という考え方にもとづいています。
自然界に存在する資源は廃棄物には当てはまらないとされ、少量なら回収してくれるという市町村については、利便性を考えて特別に容認しているということになるでしょう。

有料で土を回収してもらうのはちょっと…と考える人は、土を購入した園芸店に相談するか、各市町村の清掃事務所に相談するとよいかもしれません。
そのほか、公園を管理している団体や、マンションの管理会社に相談するなどといった方法もあります。
できるだけ引っ越しにかかる費用はおさえたいのが本音ですので、思いつくいろいろなところに無料で引き取ってもらえるよう掛け合ってみましょう。